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ドイツの日曜大工

しばらく日本を離れているが、日本もDQN,だかDIYとかと呼ばれて日曜大工が流行っているという話をきいた。ドイツも負けじと、日曜大工は熱い。ドイツのホームセンターに行くと本当に家が建つ。日本では結構郊外のJOYFULL何とかというホームセンターに近いものがあるが、決定的にちがうのは、電動マシンの数。この電動マシンたちが愛らしい。BOSCH、SIEMENS、AEG,METABO。日本のマシンおた〇の方々がみたらテンションマックスだ。

日本だと、電動ドリルにしたら、使うシチュエーションが限られるから、あまり使用をした人は少ないと思う。

ドイツにお住まいの人はご存知のように、ドイツは、家具無しの場合、まず入居した際に難関にぶちあたる。照明器具の取り付けだ。

日本は、ソケットをスポットして、くるっとすれば取り付けられるけど。ドイツの場合は、天井のモルタル部分に思いっきりドリルで穴をあける必要がある。穴をあける場所も、照明器具まちまちで、マーキングして、穴あけて、Dubelと呼ばれる受具差し込んで、締め上げる。DIY初心者の方は、まあ、無理といってもいい。

ドイツの洗礼とも言われる、220V電流アタックも半端じゃない。日本の120Vアタックは生易しい。こんなのは、低周波マッサージのごとく生易しい。

120Vアタックは、指先から、肘のあたりで電流が止まってくれる。220Vアタックは、肘、肩、首を突き抜けて、額へ突き抜ける。真っ白な世界がそこに待っている。

そういえば、以前事務所で、外付けハードディスク基盤むき出しでいじくっていた時の話だ。コンセントを外すのを忘れていて、両手で触った際に、感電した。

問題は、両手で触ってしまったということだ。電流が体中を駆け抜け、ありとあらゆる筋肉が自分の意志とは逆に、縮みまくる。ハードディスク基板を投げ捨てたいと心の底から願うが、逆に握りしめる状況となる。その姿は、まさにジャミラだ。

ベンチプレス120KGをマークする俺の力でも電流の力には、勝てなかった。

もう一つ学んだことがある。漫画や、映画でよく見かけるシーン、そんなこと言う馬鹿はいねーべ、と思っていたのだが、人間ってのは、死を直面すると、助けてーっと叫ぶんだな。

電流通電中に、震える小さい声を振り絞った。

いい思い出だ。DQN熱い。

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